梅雨の近づいた東京。
ハウスの中では、アガパンサスの花茎がすっくと伸びて木立のよう。
花も咲きだし、そろそろ出荷間近です。
このところ気温も上がりもわ…んと暑く、水やりをしても汗ばむように。
さて、そんなこれからの暑い季節、涼やかな姿を見せてくれるのが
「ふ(斑)」入りの植物たち。
葉の一部が白っぽく斑になることで、ぐっと風情が出て、花と組み合わせてもおもむき深く素敵なのです。
農園では個性豊かな斑入り葉たちを育てているので、今日は一部をご紹介。
「斑入り野葡萄」…今時期の”葉・赤い茎・つぶつぶ花の取り合わせ”も可愛いのですが、秋の”鮮やかな紅葉・深ーい紫色の実のコントラスト”もまた素敵。一粒で二度おいしいとは貴方のこと!
「岩みつば(エゴポディウム)」…和のふんいきと思いきや、ヨーロッパ原産とか。半日蔭をさわやかに彩ります。
「ヒューケラ・モネ」…繊細で美しい葉。思わず触れたくなります。
「アラビス バリエガータ」…刷毛で刷いたような、アクセントカラーの紫が魅力的。ランナーをのばしてどんどん増える元気っ子。
「斑入りナツメグゼラニウム」…斑もかわいいし、香りもさわやか。
”斑&香り”といえば、忘れちゃいけない「斑入りレモンゼラニウム」そして「ストロベリーレモンゼラニウム」。
美しい斑入り葉を育てるには、ビニールハウスの遮光をこまかく調整してみたり、美しい斑入りの苗を厳選して挿し木をしてみたり…。それでも思ったような斑がでないケースもあり、日々研究。
でも、世界には同じ斑を持つ葉は一つもないというところが面白いし、好きな斑の苗を手に取って選んでいただくのも楽しいはず。
今日も斑入りちゃんのお世話に熱がこもります!
スタッフふくだ