2023-06-09

芒種〜種を蒔く、草を抜く〜

二十四節季の「芒種」、芒(のぎ)という穂先に突起を持つ稲や麦などの撒きどきを表す言葉だそうです。タネが撒かれ、梅雨時の恵みの雨に植物は芽を出し、陽の光を浴びてぐんぐん成長します!成長しますが…それは雑草も同じ😅除草剤を使えば簡単ですが、秋田緑花農園では先代園主の時代より健やかな土を維持するために除草剤はNG‼ 忙しい生産作業の合間を縫ってスタッフ、園主、80代の前園主夫婦(農園除草部隊主戦力のお二人です😊)と総出で広い園内や各ハウス、麦畑の除草をしています。いくつかのハウスを順々に草を抜いていきますが、最後のハウスが終わればまた最初のハウスの草が生えている…という具合💦雑草のないきれいに管理された農園でこそ、皆さんに喜んでいただけるより良い花苗を作ることができる❕そんな強い思いをもって楽ではない草取りをみんなでしていますが、皆さんのお庭と同じ、きりがありませんね。 

雑草は土の下に太い太い根っこが隠れていることがはとんどなので、抜くのが楽な根っこが細い小さいうちに、花が咲き種ができてあちこちに飛び散る前に取り除くことが一番重要です。零れ種で花苗を置くベンチの下に意外な植物が育っていたり、1つのポットに他の植物が顔を出していたり、草取りの合間にそんな密かな楽しみ♪もありますが、夏草、冬草、春夏秋冬様々な雑草との戦いは一年中続きます。

でもそんなに大変なら自然のままでいいんじゃない?雑草雑草と邪魔者扱いも可哀想…と思われる方もいらっしるでしょうね。野菜もキレイなものもいびつなものも味は変わらないし。 でもコト、どんなに過酷な環境にも適応して茎をのばす雑草に関しては、放置すればあっというまに小麦畑も農園のハウスもボーボーな草に飲み込まれてしまう、そんな恐怖にも似たパワーをひしひしと感じるのです😅

ありがたいことに農園のタネニハガーデン(今は工事中で縮小してますが)は自然な感じが良いと皆さまに言っていただくことも多いです。タネニハも含め日本各地に素敵なナチュラルガーデンがありますが、その素敵な庭を維持するためにその陰では、薬剤に頼らず人手による地道でたゆまぬ草取り作業が行われている!かもしれないと散歩の途中で思いを巡らしていただけたら、これに勝る喜びはありません😊

さて、次に梅雨が明ければあっという間に葉ボタンやパンジービオラを育てる季節がやってきます!またたくさんの、種をまきましょうか‼ (スタッフ:テル)

葉牡丹種まき、繊細な作業です😊

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