こんにちは。
12月も早くも2週目、二十四節気では「大雪」(タイセツ)なのだそう。冬本番、ですね。
そんな寒さに包まれる農園で一際、目を引くこの白い花は、
育種ビオラ「多摩の舞」です。
先月からパンジービオラの出荷が始まり、あれよあれよとハウスから旅立っていく子たちがいる一方で、少し後から追いかけるように株を育ててきました。
秋の紅葉を思い起こさせる「多摩の椛」、可憐な極小輪「多摩の星空」と並んで、
ひらひら花弁が羽衣を纏っているような「多摩の舞」たちもぜひ、農園の育種ビオラとしてご注目くださいね。
ハウスをぐるっと見回すと、
あ、嫁入り待機中の椛たちが! 本当に、紅葉を眺めているかのよう。美しいです。
パンジー「絵になるスミレ」の “パルム”、”ミュール” たちも、
出荷前の子が、まだ少しだけ。光に照らされて綺麗です。
パンジービオラたちが旅立っていったハウスの空きに今、どんどん育ってきているのは、
ラナンキュラスたち! 緑もりもり。元気が出ますね。
ラナンキュラスといえばよく、お花屋さんで切り花を見かけますが、小さい内はこんな感じなのですね。
この子たちもまた、色んな種類を育てていますので、どうぞお楽しみに。
ふと見上げると、秋の名残の紅葉が。
木々が冬支度に葉を落としてゆく中、私たちも寒さに弱い植物たちのために、ハウスにシートを貼って暖かく保つ準備を。
ほかほか加温するハウスの中には、春に花を咲かせるハーデンベルギア。
つる性植物らしく、みよーんと手を伸ばしているみたい。かわいいです。
こんなにあっという間に冬が来て、寒がりの私はたじろいでしまうのですが、
植物たちはいつも、どん、と構えてくれています。
みんな強くて綺麗だなあ、と本当、感心してしまいます。
農園の植物たちに励まされながら、今日も明日も、手足を動かして働く。
こうして育った元気な苗が町のお花屋さんに並ぶ景色を、つい想像しては、楽しい気持ちになるのです。
何かと忙しい季節ですが、たまには植物たちを見つめて、ゆっくりしたいですね。
そんな時間に、私たちの農園の子がいたら嬉しいなあ、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スタッフ いま