七十二候の植物「タイム」

たくさんの種類のあるシソ科のハーブ。
立ち上がり上に伸びる立性のもの（コモンタイムなど）、
横に這うように育つほふく性のもの（クリーピングタイムなど）など、さまざまな種類があります。

地中海沿岸に多く生息するタイムは、日当たり風通しがよい場所で、少し乾燥した気候が好きです。
品種によって異なりますが、春~初夏に小さなかわいらしいお花を咲かせます。
たくさんのお花が咲いた様子は、とても華やかです。

でも、一番の魅力は、なんと言っても爽やかな清涼感のある香りではないでしょうか？
その強い清涼感のある香りを生かして、お料理の香りづけに使ったり、ハーブティーやサシェにしたり。
色々楽しめるのも魅力ですよね！

その強い香りは、古代ギリシャ・ローマ時代では勇気、活力をもたらすとされ、戦いにゆく戦士たちへ勝利のお守りとして小枝を送ったそうです。
この習慣は、のちに愛する人へタイムの刺繍をしたハンカチやスカーフをお守りに送るようになったそうですよ。

タイムの花言葉の「勇気」「活動力」

そんな、素敵な大切な人を想う習慣が由来です。

実際に、タイムの香りは、ストレスや不安な気持ちを和らげて元気づけてくれたり、脳を活性化させてくれるので集中力を高めたい時にピッタリ！
これからの受験シーズンのプレゼントは、タイムが流行るかもしれません。

（秋田緑花農園スタッフ　はんちゃん）