2023-09-25
秋分 〜暑さに別れを告げ秋が深まる合図〜
いつの間にか、朝夕だけでなく、日中も時々吹く風はひんやり感じるようになりましたね!
気づかないうちに季節が変化していることに驚かされます。
今年は9月23日に秋分を迎えました。
カレンダーや手帳に書いてあることが多いので、知ってる方も多いのではないでしょうか?
秋分は、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日です。
これからだんだん秋が深まり、寒い冬へと季節が巡っていきます。
そして、秋分の日を中心とした一週間が、秋のお彼岸です。
今でも、冬の寒さや夏の暑さに別れを告げる、一つの区切りのような気がします。
みなさんは、お彼岸の由来を知っていますか?
仏教では、あの世は西、この世は東にあるとされていて、昼と夜の長さが同じになる秋分や春分の日は、あの世とこの世が最も近づく日と考えられているそうです。
だから、日本ではお彼岸の時にお墓参りに行く習慣があるのですね!
そこで、私は農園の最も近づく場所はどこだろう?と考えてみました。
それはきっと、役目を終えた土を集めた土の山なんだろうと思います。
出荷されなかった苗や破棄された土の山の中。
一度は捨てられてしまった苗や球根が元気に育って、季節によって色んなお花が私たちを楽しませてくれます。
「役目を終えるもの」と「これから育つもの」が、一緒にひとつの土の山にいる光景は、なんだか神秘的に見えますね。
昼と夜が同じ長さになる秋分の季節は、昔から季節の変わり目という意味だけでなく、特別な神聖な季節として考えられていたようです。
せっかくの大きな季節の変わり目の時期。
今日も当たり前にあるように感じる、何気ない一日に、改めて感謝したいなぁと思います。
(スタッフ はんちゃん)
関連記事