今年の農園は”熟成中”?!
本日よりスタッフ達が出勤していて、いつもの賑やかな農園になりました。
といっても、休業期間中も誰かが交代でハウスの様子を見にきてくれています。
昨年は花卉生産に関わるスタッフの人数が少なくなっているのですが、それでも多くのお客様のもとへお花をお届けできました。
人数は多くなくても、”農園のお花が好き”で、お客様へお届けしたい!と思ってくれているスタッフばかりで。本当にみんな頼もしい!一人ひとりの力の大きさを感じる一年でした。
昨年は、葉牡丹ブーケや多摩の椛と、「これで秋田緑花農園を知ったわ」と言われるような苗が最後の生産となりました。
秋田とはずいぶんと前から話をしているのですが、私は自分だけでは続けられない悔しさや寂しさ、一方で個人としては植物の進化する美しさを目の当たりにした達成感もあり。
なんだかいろんな感情がグルグル忙しい中、目の前から一気にお花が去ってゆき。
もちろん出荷が進む時は愛でる間もなく笑
年末にきれいになったハウスを眺めました。
それでも、多くの皆さんがInstagramに写真やコメントを投稿していて、その様子を見ると、
「私たちが生産する苗からみんなが楽しむ苗になっていたんだなぁ」
「こんなに多くの人が関わって愛される花苗がこんな小さな農園からお届けできてよかったな」と、改めて感じています。
他にも、今年は意図せず仕入れが難しくなって生産終了せざるを得ないものもあります。
あまりにも重なるので、思わず「そうくる〜?!」「なんでやねん!」とツッコみたくなるくらいです。
でも、何かが終わるときは、何かを始めれるチャンスだと思っています♪
こういう時って、これから何ができるんだろう?とワクワクしませんか?
何かよくわからない、込み上げるワクワク感!!
私たちがやりたいのは、私たちのお花を手に取ってくれるお客様の心がほわっと温かくなって、思わず笑顔になってしまう。
そんな気持ちをお花に乗せてお届けしたいということ。
それは、何を作ろうと何をしようと変わりません♪
今年の秋田緑花農園は、ある意味、熟成期間なのかもしれないなぁと思っています。
美味しいチーズができるように。
ゆっくりじっくり、温める年にしたいと思います。
今年も秋田緑花農園をよろしくお願いいたします♪
園長 半田理紗子