2024-01-06

『根っこのはなし』

年が明け季節は小寒。字面では大寒の方が寒く感じるけれど、二月は春近しの季節なので小寒の今の方が冬真っただ中という感じです。農園のハウスの中は春苗の出荷に向けていろんな花苗が葉っぱを伸ばして緑一色になっている小寒の今、花が咲きそろう前に今回はちょっと『根っこのはなし』

人はどうしても花苗ポットの上半分に目が行ってしまうものだけれど、ポットの下半分にも興味深い根っこの世界が広がっています。最初にプラグ苗を出荷用ポットに定植してしばらくすると赤ちゃん根っこがポットのなかの土の表面にあらわれてきます。ぷわぷわの綿毛にくるまれたような真っ白い根っこ、まるでもこもこの動物の赤ちゃんのよう♡かわいいなあ、順調に育っているなあとひと安心。このぷあぷあ綿毛は『根毛』という根っこの一部。数日から数週間でなくなってしまうのも動物の赤ちゃんと似ていますね。根っこは常に先端部に新たな根毛を形成しつつ成長し、しっかりとした根っこを張り巡らします

根っこと一口に言っても、花によって根っこも様々。球根のムスカリの根っこは太くて真っ直ぐ、パンジービオラの根っこは張り巡らされた細い毛細血管のよう、ラナンキュラスの根っこはがっしりびっしり。

ムスカリ
パンジー
ラナンキュラス

調子の悪いパンジーの根っこは色が悪くなり元気がない…。でも手をかけ元気になってくると、また新しい白いぷわぷわ根っこを張ってくれ、またまたひと安心😊😊本当に子育てと一緒ですね‼

元気のないパンジーも、手をかけて新たな根っこがどんどん伸びてくればひと安心!

農園はこれから、毎年皆さんが楽しみに待ってくださっているラックスやラナンキュラス各種の出荷でまた忙しくなります。その花苗たちを植える時、花だけでなくしたの根っこにも興味をもってもらえたらうれしいです。(T)

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