農園の会長が、敷地内に生えた「たけのこ」を掘ってくれました。
タネニハショップのお客さまにも「ご自由にどうぞ」と大小のたけのこをサプライズプレゼント!私も若竹椀にして早速。春ですね…。(ちなみに、上のピンク色の花は、たけのこの頃に例年咲く、シマツルボ。)
ポカポカのハウスの中では、チョコレートコスモスが咲き始めています。
アゲラタムも、ようやく花弁をのぞかせ始めました。
ほんわか暖かな春は本当に気持ちが良いのですが、気温の急上昇で、植物はとかく伸びがち。
苗を育てるにあたって、育てる側としては「この植物はこのくらいの高さ・茂り具合で」と、おのおのの花が最も魅力的に見える仕立てを想定します。できれば、花の咲き始める段階でその通りのベストな姿形になって欲しいところですが、思った通りに行かないことも。
先日は、ラッキークローバーの花が咲く前に背が伸びすぎてしまい、豆苗のような姿に(涙)。
なんとかかわいい姿を取り戻そうと、先日「ピンチ」を行いました。一旦思い切って切り戻すことで、最初にイメージした綺麗な葉色や姿に苗を整える作業です。
以前、社長に「ピンチをしすぎると農家はピンチになる!」(切り戻す手間+仕上がりが遅れる)と言われたくらい、生産者としては不要なピンチは避けたいところなのですが、うまくピンチの効果が出て、いびつだった苗が思った通り、もしくはそれ以上のかわいい姿に変身してくれたときはホッと一安心。
やらずに済むなら嬉しいピンチですが、せっかくするなら「こんなに可愛くなったの!?」とピンチをチャンスに変えられるくらいの鋏の使い手になりたいもの…。技術をもっと深めねば!と、またまた思った春の日でした。
スタッフふくだ