2024-03-13

啓蟄(けいちつ)〜春に向かって〜

日差しは春めいて来ましたが、まだ風は冷たくて、冬と春が行ったり来たり。

ハウスの温度管理もこまめに調整が必要で、私も担当ハウスを行ったり来たり。。。

こんにちは、生産スタッフともです!

今日は私の担当する植物からひとつご紹介。

皆様は、山や林道で静かに咲いている花を「綺麗だなー」と感じる瞬間、ありませんか?

ヤマザクラ、ヤマツツジ、カタクリ・・・

旅先の山道や野山に赴くと、自分の力で生き伸びている美しい姿が見られます。

大きな木が光を遮ってくれるのか、葉色や花色が柔らかく感じたり。

旅先で目にとまる自然の美しさ ついつい見入ってしまいます (タマアジサイ)

農園ではそんな野趣味あふれる子達も育てています。

ヤマアジサイ「紅剣(ベニツルギ)」

赤茶色の艶のある茎にシュッとした葉先。一重の装飾花ならではの楚々とした印象が控えめで

なんともいじらしく。農園で育つ花色は白〜薄ピンク、寒さで赤らんだ赤ちゃんのほっぺたみたい。

優しい色合いです

真ん中の両性花が開くと・・・王冠みたいにツンツンしたところが青みががっています。

発見した時、その複雑な色の混じり合いに驚きました。

好む場所は午前中は日が当たり、午後は日影になるようなところ。夏場は朝夕2回の水やりをおすすめします。

一度の水切れで株がダメになってしまう事がありますのでご注意ください。

大事に大事に赤ちゃん苗から育てます、ようやく発根しても全てが順調に生育出来るわけではありません。
ありゃ〜 カラスさんにひっくり返されちゃったー
そろそろ春だよー。お水も少しずつ量を増やしながら。

苗を作るところから出荷できるまで最低2年。紆余曲折を経て生き残った精鋭たち。今年も新芽が小さく膨らみ始めました。立夏の頃お届けできそうです。

動き出す!〜虫も計画も〜

季節は啓蟄。春の到来を感じて虫達も土から出てくる頃。農園でも暦通り虫達が動き始めました。

先日はシダなどを育てるハウスで巨大ナメクジに遭遇。「え・・・」とあまりのビックサイズに固まってしまいました。このハウスでは通常サイズ🤣。「こんなに大きくなるまで何を食べちゃったのよぉ〜」ドキドキを押し殺して確保です。ふぅ。

そんな虫達にも負けず劣らず、秋田緑花農園タネニハfarm部もすごいスピードで動き出しております!!

土づくり、ハウスづくりを一から始め、なんと井戸まで掘ってしまうという大計画であります。

担当の三田くんと佐々木くんは、毎日畑で畝を掘って掘って、掘りまくっています。

綺麗に掘られた畝に雪。まるちゃん「ケーキみたいじゃない?」私「ティラミスみたい!」

今までの小麦やさつまいも栽培に加えて、野菜や果樹、切り花生産を計画。

「環境再生型農業」この取り組みにも注目していきたいところ。是非こちらにもご興味を持っていただけたら幸いです。

切り花用の桜の木だそうです。畑に色々な花苗が植えられる予定、ここにどんな景色が広がるのかなぁ。

最後に農園の様子をご覧いただいてお別れです。

↑ん?たけのこ?・・・リリオペちゃんです。

↑デルフィニウム 学名はギリシャ語で「イルカ」を意味するDelphisから。つぼみの形がイルカに似ているからだそうです。私は「ふぐが泳いでる〜」と思いましたが。なんとも可愛らしいつぼみですね。
↑ユーフォルビア フェンズルビー もうすぐ黄色い可愛らしい花が咲きます。
↑5寸ゼラニウム 土や水の温度に気をつけ、植え方もこだわった今年の5寸ゼラ。社長に教わりながら丁寧に水やり。生産の計画で、来年の春からもう作らないかも、、、なんて話も。秋田緑花農園の春のゼラニウム、是非手に取ってみて欲しいなぁと思います。一級品!だと私は思います。

先日、秋田緑花農園の園長に半田さんが就任しました。秋田社長がInstagramにも書いておられました。

農園はいつも変化しながら進化しています。私も良い花苗が作れるように日々積み重ねていきたいと思います。

ではまた!

スタッフ とも

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