こんにちは。
ようやく、ようやく、です。
葉牡丹の出荷が始まりましたー!
夏に種を蒔いてから、はや数ヶ月…
毎日見ていると、客観的な成長の具合には気づきにくいもので、本当に「いつの間に」大きくなってくれていました。
暑い夏を共に乗り越え、秋の涼しさに喜び、初冬の寒さにびっくりしつつも色づき始め…
出荷、と一言でいうと簡単なのですが、ここに至るまでの日々の管理を思うと、感慨深いものがあります。
そこで今日は、葉牡丹ベイビーだった頃から…いえ、まだ種だった頃から!
成長を振り返ってみたいと思います。
8月初め
見えるでしょうか、この小さき種たち…
これらをみんなで手分けして、何千、何万粒?もはやよく分からない数を、1週間ほどかけて蒔きました。
それが数日経って、
無事に発芽! まだ指の一関節もないくらい、ヒョコヒョコでした。
これをかわいい〜と愛でている暇もなく(笑)、怒涛の定植祭りが始まり。
(↓その時の詳しい様子はこちらの記事にて)
植わった様子がこちらでした。
8月中旬
2週間ほど経つと、もうみんな「赤ちゃん」という感じはなくなって、
早くも「葉牡丹ブーケ」の兆しが見られるように。
それでも、まだまだ青く小さい状態。虫食いに目を光らせ、ポットの中で元気をなくしている苗がいないか、チェックの日々でした。
9月
発芽してから1ヶ月と少しで、ここまで大きく。
ちょっとおしゃれな野菜みたいですが(笑)、これくらい育ってくれると、だいぶ安心、です。
そして9月末には、ここまでに。
わー、もうブーケですよブーケ、これは。
と、このあたりで10月の写真を載せよう…と思ったのですが、
パンジービオラに気を取られていたのか、葉牡丹たちの写真がありませんでした…(ブログ担当としての意識、まだまだですね)
11月
はい、気を取り直して、今月!
あぁ、色づいてきたの、つい最近だったんだなあ。
そして直近が、こんな感じ。
あぁ、なんてかわいいんだ〜
実は今年、色づくのが少し遅かったらしく、「あれ、大丈夫かな、出荷間に合うかな…?」と思っていた時期もあったんです。
それがここまで綺麗になってくれて、感無量。
私(スタッフいま)は今年の夏に働き始めたばかりなので、去年の様子を直接は知らないし、葉牡丹ブーケも最初は身近なものではなかったのですが、
教えてもらいながらおそるおそる種まきをし、定植をし、日々水やりを頑張る先輩たちを目にし…
あぁ、こうして一つ一つのポットが出来るんだ、というのがよく分かって。
植物を育てるって、こうして一つの作品ともいうべきものを生み出すって、すごいことなのだな、と改めて感じました。
こうして立派に「葉牡丹ブーケ」となった子たちは、
出荷前に下の黄色い葉っぱなどを取って、きちんと整えます。
まさにお嫁に出す、という感じです。
全国各地からいただいた注文分を、ダンボールに入れて…行ってらっしゃーい!
届いた先で、またかわいがってもらうんだよ〜
葉牡丹の数ヶ月を振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん葉牡丹以外にも、たくさんの植物のお世話をしている毎日です。
みんな違ってみんないい、とよく言いますが、本当にそうだなと思います。
それは異なる植物を並べてみても思うことですし、同じ植物でも一つ一つの株に個性があって、それに気づく瞬間にも思うことです。
植物たちのそれぞれの良さ、活力をつぶさないように、最後までしっかり育てる。
そうして育てたものたちは、生産という意味では「最後」かもしれないけれど、誰かの手に渡ってからもまた、良さを発揮してくれるのではないかと思います。
忙しい日々の中、そういうことが頭と心から消し飛んでしまうこともままありますが…
たまにふと足を止めて、手を止めて、植物と目を合わせると、ふわっと思い出すのです。
そして、みんな元気でいいな、かわいいな、とつい笑顔になってしまう瞬間が、好きなんですよね。
空はどんどん高くなって、
日暮れも駆け足。
今日も忙しかったなあー
けれど、良い疲れ、です。
育てた植物たちがどんどん旅立っていくのは、少し寂しいけれど、嬉しいこと。
この繁忙期をみんなで乗り切ってまいります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スタッフ いま