3月に入って、うららかな日差しよね〜とか言っていたら、温室の中が25°C近くなり(いかん、これでは初夏になる💦)慌てて換気に走るスタッフいわなみです。
3月、4月は別れと出会いの季節。物事が大きく変化する時でもあります。
始まりの合図
この時期の農園は、樹齢80年以上の梅がやわらかい香りをまとって咲き誇り、誘われるように冬の間じっと動かなかった植物がジワジワ動いてきます。
今回の推し→アキレアミリーロック♪
最近は、世界中のあちこちから珍しい花が輸入され、見たことない花や、名前の覚えられない花も多いのですが、私にとってはこちらもその一つ。基礎知識が平均以下のため、皆さんはご存知なのかもしれませんが、「アキ レア ミリー ロック」誰? 珍しいミュージシャン?って感じでした。
アキレア(ノコギリソウ)の一種。北半球の温帯で100種類くらいあるアキレアの中では小ぶりでブリコラージュにもいいサイズ感。
葉っぱがギザギザしているのでノコギリソウと呼ばれるらしい。
隠された力
「アキレア」は昨年きちんと育てられなかったので今年は元気に育って欲しい。そんな思いもこめて紹介しようと選んだら、実は人を助けるすっごい多才な植物でした。
きく科、多年草。
ギリシャ神話のアキレスがトロイ戦争の時、傷ついた兵士を救うために止血剤として用いたのがこのハーブと言われ、アキレアの名前の由来はアキレスから来ているらしい。薬効は数々あげられていて、健胃作用、強壮作用、食欲増進、生の葉を噛むと歯痛を鎮めたり、人の痛みを癒すパワーのある植物なのです。
どんな花かというと、こんな感じ↓
さらに
アキレアの根から出る分泌液は、近くに生えている植物の病気を治し、害虫から守る効果があり、テントウムシなどの益虫を呼び寄せる効果があるといわれ、コンパニオンプランツとして利用されているとのこと、なななんてできた子なんでしょう!!
しかし、どのアキレアもそのような効果があるのか定かではありません。上記はほぼネット情報によるものなので、今年はアキレアの隠されたパワーも実験してみなければ。隠された一面を知ると花の見え方もぐんと変わります。まだまだ販売は先ですが、楽しみにお待ちください!