農たより(処暑の季節)
暦の上では暑さが落ち着いてくる「処暑」を迎えました。
昼間の日差しは、相変わらず私たちのお肌に突き刺さるように降り注いできますが、朝夕の様子はすっかり変わったと思いませんか?
耳をすませば、小さな秋の足音がたくさん聞こえてきます。
まだ蝉の声が聞こえる農園では、冬の代名詞である葉牡丹ブーケやビオラの種まきが次々と行われました。
無事に今年もかわいい芽を出してくれた苗たち。
これからハウスですくすく育ちます。
もちろん、多くのディプロマ生の皆さんに定植していただいた葉牡丹ブーケも、元気に育っていますよ。
びっくりするくらい、あっという間に大きくなりました!
みなさんのご協力がなければ、こんなにたくさんの葉牡丹ブーケをお届けすることはできません。
今年も多くのみなさんに葉牡丹リースを作っていただけるのが楽しみです。
きっと、葉牡丹リースがきっかけで、ブリコラージュフラワーを始められた方も多いのではないでしょうか?
定植ツアーに参加することで、自分が受け取った感動をより多くのみなさんにお届けする・・・
まるで、秋田がタネニハを作り始めたきっかけのペイフォワードの世界のようだなぁと感じます。
これからブリコラージュフラワーに出会う方に向けた「感動の贈り物」の輪に、私たち農園も一緒に参加できて嬉しいなぁと改めて感じています。
四季折々の変化の中で、一番大きく変わるのが春と秋。
陰の季節に向かって、外向きになっていた気持ちが、だんだん内向きに変化してくる時です。
そんな時こそ、ブリコラージュフラワーの出番!ですよね。
秋のお花に触れて、自分を見つめてみるのも良いのではないでしょうか?
いつもはワイワイみんなで楽しく作る作品もたまにはひとり、お花と会話しながら作るのも楽しいですよ。
土をほぐすように、こわばった肩も心もほぐして。
これからお花いっぱいの、涼しい季節の訪れを一緒に待ちましょう♪
(秋田緑花農園スタッフ はんちゃん)